助産師さんはもちろん、看護師や保健師になる人も婦人科について勉強
や実習をします。
そんな婦人科実習の前に読んでおくと婦人科とは
(主に妊娠・出産の産科)がだいたい理解できると思います。
教科書だけではわからない
婦人科の実習は長くって2週間程度
短いと土日も挟むので1週間ないところもある。
産婦人科を具体的にイメージできる人ってあまりいない。
お母さんや周りから聞いた漠然としたイメージしかないのが
ほとんどだと思います。
学校で勉強していく中で子宮の病気や周産期のことを学んでいくが
神秘的なものと自分で捉えていて、医療の介入はあまりいい感じを受けなかった。
病院で産むのはハイリスク=自然に産めないと
どこかで思っている所があったんでしょうね。
そんなあまりよくわかっていなかった自分の考えが
大きく変わったのが「コウノドリ」と言う本だったのです!!
コウノドリとは
産科医・鴻鳥サクラの物語です。
麻酔科や小児科、NICUなどいろんな科があり連携して
母親や新生児に関わっていきます。
日本だと妊娠・出産はほとんどの人が安全だと思っている
それは本当に感じます。
産婦人科意外にもこれは言えることだと。
出産は昔は命懸けだったと言われてるが、それは今も変わらない
だが医療が発展し
妊娠・出産にリスクが付き物と捉えている人はあまり少ない。
何かあればすぐに婦人科や小児科は訴えられる。
だから私が学生の頃は、婦人科や小児科の医師になる人はあまりいなかった。
「コウノドリ」の良さ
妊娠・出産の流れがリアルでわかりやすいこと
教科書の言葉だけではわからないことが
漫画によって繋がってくることが多く学びになる。
また、女性だと共感しやすい所が多い
特に若い女性だと身近に感じるのが子宮頸がん
健診の大切さ
早期発見・早期治療の意味
学校で学んだときは話題に上がったけど
学ばない同年代の女性はどこで病気の怖さとか知るのだろうか
それを考えるとゾッとします。
「コウノドリ」は医療者でなくとも
わかりやすく、読んでいて知らない言葉でつまずくこともないので
本当にオススメです。
医療者が読めば
患者の気持ち、生活環境などその人の背景まで読めて
人の気持ち、相手の立場になれることができると思うのです。
また、医療者の苦悩や科によっての求められることの違い
チーム医療の大切さ
漫画の中の一人一人の個性の面白さ
色々魅了してくれて
自分もこんな人になりたいとか思えてくる理想の本
読んでもらいたい対象は
これから妊娠・出産する女性にはちょっと辛い場面もあるので
オススメするのは看護学生や旦那さんなど
男性の方は「コウノドリ」で
女性の大変さをわかってくれると嬉しい。
まとめ
教科書だけではわからないことが多い
実際に体験することもあまりない人には「コウノドリ」がオススメ!
医療者や患者の気持ちがうまく表現してあり
泣けます。
感動の時もあれば、悲しい時もある
是非一度は手にとって読んでみてください。
何かが変わる
そんな気持ちにさせてくれる本でした。
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